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あのころは良かった話ばっかり耳にする
NBAが好きだった。
本格的に見出したのは1998-1999年のシリーズから。
98年まで3連覇したブルズ王朝がフィルジャクソンの退任、ジョーダン2度目の引退とともに崩壊し、
ドラフトにもカーター、ピアース、ウイリアムス、ノヴィツキー、ビビーなどが名を連ね、
これからすげえことになるぞという予感を感じながらのめり込んでいった。
そのなかでも僕はニックスが好きだった。
看板選手はユーイングだったと思うんだけど、それを支えるヒューストンとスプリーウェル、
あと控えだったけどキャンビーのいるこのチームが好きだった。
なかでも8位シードからファイナルに出場したときの勢いはすごかった。
スパーズとの決勝だったんだけど、
ツインタワーのいる相手に対し、ユーイングを怪我で欠くニックスは、
高さを捨て、まさかNBAでこんなシーンを見るかというようなオールコートプレスをかけまくった。
ジェフ・ヴァン・ガンディー、マジかよと思った。
なんか歴史的名シーンを目にしてしまった感に震えた。
結局このシリーズは4勝1敗でスパーズが優勝したんだけど、
このときのニックスのイメージは忘れられない。
結果からいうと、ここから2002-2003年シーズンまでの間、僕はNBAが好きだった。
月刊の雑誌数冊、深夜のBS放送を一度も見逃してないと言っても言い過ぎではない。
2003-2004年シリーズからはNBA好きぶった。
ぶったというと語弊があるけど、BS放送が見れなくなったこともあって、
試合内容や選手の入れ替えに徐々についていけなくなった。
それでも蓄積と断片的な情報でなんとか会話についていくぐらいのことはできた。
2010-2011年シリーズになり、はっきり言って分からなくなった。
もはや好きなんて言えなくなっていた。

おっさんが過去の経験でいつまでも話しちゃうのは、今についていっていないから。
勿論経験で得られた見識がダメだというわけではないけれど、
少なくともついていけてないということに自覚的にならなきゃならん。
そこで口を閉ざすか追いつこうと努めるか選択肢は分かれるけれども。


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